「鏡を見るたびフェイシャルラインのたるみが気になる…」「糸リフトを受けたいけれど、マシン治療(HIFUや高周波)とどちらが良いの?」とお悩みではありませんか?

 

エイジングケアとして非常に人気の高い「糸リフト」ですが、実は糸リフト単独よりも、照射系マシン治療を組み合わせることで、仕上がりと持ちが劇的に変わることをご存じでしょうか。

 

今回は、20年間の脳神経外科医としての執刀経験と解剖学研究に基づき、糸リフトと当院が導入している最新マシン(ソフウェーブ・ニューダブロ2.0)を組み合わせる真のメリットや、知っておくべき注意点について分かりやすく解説します。

そもそも「糸リフト」と「照射系マシン治療(HIFU・高周波)」の違いとは?

糸リフト(スレッドリフト)とは

糸リフトは、医療用の溶ける糸(PDOやPCLなど)を皮下組織に挿入し、トゲ(コグ)を組織に引っかけて物理的に下垂した組織を引き上げる治療です。 下垂した脂肪体を本来の位置(チークトップなど)へ移動させる「構造的な位置修正」を得意としており、直後から目に見える変化を実感できるのが最大の特徴です。

照射系マシン治療とは

一方、ソフウェーブやニューダブロ2.0に代表される照射系マシン治療は、熱エネルギー(超音波や高周波)を皮膚の内部に照射し、熱凝固作用によって組織を引き締め(タイトニング)、コラーゲン・エラスチンの生成を促す治療です。 切ったり刺したりせずに、肌全体のハリ感や引き締め効果を得ることができます。

糸リフト単独と「マシン治療 × 糸リフト」の複合治療の違い


糸リフトとよく組み合わせて使用されるものにヒアルロン酸があります。この組み合わせは糸リフトで全体的なたるみを改善し、それを補完するためにヒアルロン酸で局所の陥没を埋めたり、輪郭を整えたりする効果があります。一般的に同時に施術する組み合わせですが、マシン治療と糸リフトは同日ではなく時間をおいて組み合わせてお互いの効果を補完したり効果の持続をよくしたりする効果が期待できます。

「糸を入れるだけで十分なのでは?」と思われるかもしれませんが、単独治療と複合治療には明確な違いがあります。

1. ターゲットとする「皮下レイヤー(層)」の違い

顔の構造は、上から【皮膚(真皮)→ 脂肪層 → SMAS筋膜 → 骨】という層構造になっています。 糸リフトが主に作用するのは「脂肪層〜SMAS浅層」ですが、皮膚自体の伸びや真皮のコラーゲン不足は糸だけでは解決できません。 ソフウェーブで「真皮層(1.5mm深)」に高密度の熱を入れ、ニューダブロ2.0で「SMAS層〜脂肪層」を引き締め、最後に糸で物理的にリフトアップすることで、お顔の全層をカバーできます。もちろん全ての層が同様な問題を抱えているわけではありませんので、必要な層をカバーしていく考え方です。

2. 引き上げの「固定力」と持続期間の違い

伸びきって緩んだクッション(組織)に糸を引っかけるのと、マシン治療であらかじめキュッと引き締まった組織に糸をかけるのとでは、糸の引っ掛かり(固定力)が全く異なります。 土台が引き締まっていることで糸にかかる余計な負荷が減り、後戻りを防いで持続期間を長く伸ばすことができます。

3. 肌表面の質感・ハリ感へのアプローチ

糸リフトにもコラーゲン生成効果はありますが、効果は糸の周囲に限られます。ソフウェーブなどの照射治療を併用することで、お顔全体の真皮コラーゲンが増生し、毛穴の引き締めや肌表面の滑らかさ・ハリ感が同時に手に入ります。合わせて肌育製剤を注射して肌のコラーゲンをアップさせていく方法も組み合わせとしては考えられます。

「マシン治療 × 糸リフト」を組み合わせる3つのメリット

メリット1:全層アプローチによる自然で立体的な若返り

単一の治療で無理に引っ張ると、ひきつれや不自然な凹凸が出やすくなります。層ごとに最適なアプローチを分散させることで、元々の骨格に馴染む自然で立体的な若返りが可能になります。

メリット2:糸にかかる負担が減り、持続力が格段に向上する

事前にニューダブロ2.0やソフウェーブで皮下組織を引き締めておくことで、糸にかかる重量負荷が大幅に軽減されます。結果として糸が長持ちし、美しいフェイシャルラインが維持されます。

メリット3:将来的な「コラーゲン貯金・たるみ予防」の最大化

マシンによる広範囲の熱刺激と、糸の挿入による局所的な傷修復反応(コラーゲンピラー形成)が相乗効果を生み、数年後もたるみにくい「丈夫な肌の土台」を作ることができます。

組み合わせ治療の注意点とデメリット

施術を受ける適切な「順番」と間隔が必要

マシン照射の熱によって挿入した糸が変形・劣化するのを防ぐため、基本的には「マシン治療を先に行い、その後に糸リフトを行う」順番が推奨されます。同日施術が可能な場合と、間隔を空けるべき場合があるため、解剖学を熟知した医師による診断が必要です。

費用と施術時間の増加

単独治療に比べて費用や施術時間がかかります。当院では無駄な組み合わせを避け、患者様のご予算とお顔の状態に合わせた最小限・最効率のプランをご提案しています。

【まとめ】


たるみ治療で最も大切なのは、「一つの治療法に執着せず、自分の顔のどの層に問題があるのかを正確に知ること」です。

 

当院では、20年の脳神経外科医としてのキャリアと精密な解剖学的知見に基づき、ソフウェーブ・ニューダブロ2.0などのマシン治療、糸リフト、さらには切開リフトまで見据えた上で、お一人おひとりに最適な組み合わせをご提案しております。

 

「自分に合ったたるみ治療を知りたい」という方は、ぜひお気軽に当院のカウンセリングにお越しください。